- 差別化ってなに?差別化しないとダメなの?
- ブログでいう差別化についてわかりやすく教えてほしい!
上記のような疑問をお持ちの方の悩みを解決できる記事を書きました。
ブログを書く際に差別化を図ることは非常に重要です。
競争が激化している中で、読者にとって魅力的で独自性のあるコンテンツを提供することが成功の鍵となります。
今回の記事では、Webマーケティングで必要な差別化の本質と重要性、差別化の取り入れ方をわかりやすく解説しています。
また、オフラインマーケティングでの差別化の基本の軸についても、合わせて解説しています。
上記を同時に学ぶことで、ネット上で商品を売る際の土台になりますので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。
ブログで稼ぐために必要なマーケティングの土台を、一緒に学びましょう!
差別化とは?
商売をする際に、すべてのビジネスで競合が存在し、「顧客にとっての価値」を提供すべく争っています。
マーケティングとは、顧客にとっての価値を提供して対価をいただくこと。
しかし、市場には競合が存在するため、自分のサイトから商品を買ってもらうためには競合ではなくあなたのブログに来てもらい、商品を買ってもらう必要があります。
そこで自分の商品を販売する際に重要なポイントが、競合との差別化。
競合と差別化をすることで、自分のお店やサイトから商品を選んで購入していただきますよね。
では、その差別化とは一体何なのでしょうか?
【競合よりも高い価値を提供する】こと
オフラインビジネスでの差別化とは、一般的に【競合と違う価値を提供する】事ですよね。
Webマーケティングでの差別化は【競合よりも高い価値を提供する】ことに当てはまります。
以下では、ブログでの差別化の重要性を詳しく解説していきますね。
Webマーケでの差別化とは、競合よりも高い価値を提供すること。
ブログでの差別化の重要性
ブログで稼ぐうえで、差別化を図ることは非常に重要です。
その理由として、Webマーケティングではどこからでもアクセスできるビジネスモデルのため、競合がいないジャンルはほぼなく、ほとんどのケースで競合と戦う必要があります。
始めから競合と違う価値を提供できる場合、その商売は勝てる確率が高いでしょう。
しかしWebマーケティングでは、競合よりも高い価値を提供することが、ブログで稼ぐための正解と言ってもいいでしょう。
競合よりも高いベネフィットを提供する
競合よりも高い価値=競合よりも高いベネフィットを提供する
競合よりも高いベネフィットを提供することで、あなたのブログはその分野での権威や専門性を構築しやすくなり、優位性を示し、読者が特にあなたのブログを選ぶ理由となります。
ブランドの強化は、読者にとってブログが信頼性のある情報源であるとの印象を与えます。
権威性、専門性、信頼性【EAT】について記事を書きましたので、ぜひ目を通してください。
競合よりも高い価値を提供することで、その分野での権威性や専門性、信頼性を構築しやすくなるよ!
マーケティングで重要な3つの軸
ここからは、オフラインでマーケティングをする際に、土台となる考え方の3つの軸について。
以下の3つの軸は、基本的にはオフラインマーケティングでの考え方ですが、覚えておくとWebマーケティングでも役立ちます。
著者がマーケティングの土台を学んだ著書「ドリルを売るには穴を売れ」をもとに解説していきます。
M.トレーシー氏、F.ウィアセーマ氏が提唱したマーケティングの3つの軸を、「ドリルを売るには穴を売れ」の著書、佐藤義典氏がアレンジしたものです。
この軸を、「外食をするときの気分=ベネフィット」を例に見てみましょう。
「ドリルを売るには穴を売れ」よりレストランを例にした差別化戦略
- 手軽軸
- 商品軸
- 密着軸
手軽軸
手軽軸とは、「手軽に食事を済ませたい」というベネフィット(価値)を求めている顧客を狙った差別化戦略です。
手軽なので、「早い・安い・便利」に重点を置いています。
品質は高級ではないが、そこそこ美味しく、値段や時間的にも満足のいくベネフィットを満たすお店。
例えば、牛丼の吉野家や、マクドナルドなどが、手軽軸のベネフィットを満たしてくれるでしょう。
手軽軸が満たすベネフィット
- 早い:忙しいから早く済ませたい
- 安い:給料日前だから安いところで
- 便利:雨が降っているから近いところで
商品軸
商品軸とは、「とにかく良いもの」というベネフィット(価値)を求めている顧客を狙った差別化戦略です。
商品軸なので、「良い商品やサービス」に重点を置いています。
大切な人と過ごすディナーや、自分へのご褒美などで特別な気分を味わうためのベネフィットを満たすお店。
高級フレンチレストランや、カウンターで大将が握るお寿司屋さんなどが、商品軸のベネフィットを満たしてくれるでしょう。
商品軸が満たすベネフィット
- 最新技術:最近できた、雑誌で話題のあの店に
- 最高品質:友人と会うので落ち着けるところで
密着軸
密着軸とは、「顧客に密着する」というベネフィット(価値)を求めている顧客を狙った差別化戦略です。
密着軸なので、「いつもの店」に重点を置いています。
自分の好みを知っていて、味付けを調整してくれるような居酒屋。
だまていても、自分の好み通りに握ってくれる寿司屋など、早くも安くもないし、最高に商品にこだわったお店ではないが、自分の好みを知ってくれているお店がいい例です。
密着軸が満たすベネフィット
- 顧客をよく知っている:自分の好みを知っているあの店で
マーケティングでは、基本この3つの軸のどれかに当てはめて考えます。すると自然とターゲットも決まってくるよ!
続いては、スーツに関する例も、3つの軸に照らし合わせて解説します。
手軽軸
2セット価格など、値段勝負で大量出店するチェーン店。
商品軸
イタリアの生地で、デザイン性の高さと質の良さで勝負する専門店。
密着軸
顧客の好みを把握し、ある顧客が好みそうなスーツを仕入れたら手書きのDMを送って良好な関係を築くような個人店。
手軽軸・商品軸・密着軸はスーツ専門店でも当てはめられたね。
そして、自然とターゲットも見えてきたよ。
3つの軸を決める際の注意点
差別化を図るうえで、3つの軸を紹介しました。
ここからは、軸を選ぶ際に注意するべきポイントを解説します。
結論、差別化の軸は、1つに絞ること
結論、差別化の軸は、1つに絞ることが重要です。
なぜなら、差別化軸は、2つを一緒に遂行するのは中途半端になってしまうから。
レストランに置き換え、良くない例を紹介します。
「手軽軸」:安くて早くて便利なのに、「商品軸」サービスがしっかりしていて料理もゴージャス
安くて早いがうりなのに、高級レストランのようなサービスと高級食材をゴージャスに提供しなければならない。
「手軽軸」と「商品軸」を掛け合わせると、お客さんにとってはメリットだらけですが、サービスを提供する側にとっては現実的に難しいですよね?
ですので、新しい商品、新しいサービス提供を発案する場合には、前途でも解説した3つの軸のどれかに当てはめ、1つを深掘りしていくことが、マーケティングでの基本の考え方です。
一番最悪なのは、全て中途半端です。
値段は高いが、商品は普通、サービスや店員の態度も普通、味も並み程度
これでは、3つの軸のどれにも当てはまりません。
差別化どころか、お客さんのベネフィットに対して、全て外していますよね。
競合と戦っていく以前の問題です。
ですので、差別化の軸は、必ず1つに絞りましょう。
軸を選んでも、平均よりも高い価値を提供する
1つの軸を選択した後は、選択した軸以外でも平均よりも高い価値を提供する必要があります。
それでは、例を解説します。
「手軽軸」
早くて安くて便利だと思って入った定食屋だったけど、味があまり良くなかった。
もう行かないかな。
手軽軸を選んだとしても、やっぱり最低でも美味しいご飯が食べたいよね。
「商品軸」
新鮮な海鮮丼が食べられるランチに来ました。
美味しくて、料金は高かった、そこまでは理解の上ですが、店員の態度が悪すぎるので、もうあの店にいくことはないかな。
商品に特化していても、やはり店員の良い対応は必要だよね。
3つの軸から1つを選択し、ターゲットを決めてベネフィットを提供しても、他の軸も最低限のレベル以上は努力しましょう。
差別化をブログで活かすコツ
ここからは、ブログで差別化を図るコツについて解説します。
差別化をブログに取り入れるための重要なポイントですので、ぜひ最後までお付き合いください。
前途でも解説したように、ブログでの差別化は【競合よりも高い価値を提供する】でしたね。
では、【競合よりも高い価値を提供する】ためにも、まずはブログでそもそもどのようなジャンルについて記事を書いていくか、も非常に重要となってきます。
ジャンルを選択する際に初心者が失敗しがちなのが、【稼げそうだからそのジャンルをやる】です。
あながち間違いではないですが、初心者がこれからブログを始めて収益化を目指す場合、上記の考えでブログジャンルを選択してしまうと、完全に競合に負けますよ。
以下では、ブログジャンルを選択するおすすめのポイントを解説します。
ブログジャンルを選択するおすすめのポイント
ブログジャンルを選択する際のおすすめのポイントとして、自分が提供できる価値(ベネフィット)から逆算して考える方法があります。
自分がすでに携わっていて、提供できる価値(ベネフィット)で喜んでくれる軸(ターゲット)はどのジャンルであるか。
以下は、ジャンルを選択する際に、初心者にとってのおすすめの例と、初心者にとっておすすめめできない例を解説します。
おすすめめできない例
ブログアフィリエイトでは【クレカ】や【転職】が稼げるみたいだから、【クレカ】で参入してみよう。
【クレカ】や【転職】は、世の中に需要があるジャンルですが、初心者がなんの戦略も持たずにこれらのジャンルに参入するのはお勧めできません。
選択したジャンルがよっぽど興味がある、または大好きで、すでにこれらのジャンルに対してリテラシーが溜まっている場合にはおすすめできますが、「マーケットが大きくて稼げると思ったから」では厳しい戦いになります。
なぜなら、すでに競合がめちゃくちゃ強いから。
では、初心者のはどのようなジャンル選択がおすすめなのでしょう?
おすすめの例
キッチン歴10年なので、料理のジャンルで読者に役にたつ記事を書いていこう。
上記の例のように、自分が提供できるベネフィットから逆算して、ターゲットを決めます。
上記の考え方は、オフラインビジネスでも活用できます。
上記のように、ターゲットを決める際には自分の強み、自社の強みを考え、提供できるベネフィットから逆算してターゲットを決めることです。
ブログ初心者が、自分が提供できないベネフィットを選択してもシンドいってことです。
自身が積み上げてきた経験からジャンル選択してみる
初心者がブログを始める際に、【自身が提供できるベネフィットはなんだろう】→【提供できるベネフィットから逆算してターゲットを決める】→【ベネフィット、ターゲットが見えてきたらブログジャンルを選択する】の順番がお勧めです。
例えば、下記を参考にしてください。
- 今まで自分が関わったことのあるジャンル
- 継続してきた、すでに知識があるジャンル
- 10年やってきた○○
- 初心者に教えられそうな○○
その理由として、今まで自分がやってきたジャンルで戦うと、リサーチがほとんどいらないですよね。
選択したジャンルで権威性が作りやすいので、【あの人、このジャンルについてやたら詳しいよね!】となり、信頼も築きやすいのです。
権威性、専門性、信頼性(EAT)を築くことができれば、結果、競合にはない【差別化】を構築しやすくなります。
まとめ
今回の記事では、マーケティングで重要な【差別化】について詳しく解説しました。
それではおさらいです。
Webマーケティングでの差別化は【競合よりも高い価値を提供する】ことです。
競合よりも高い価値を提供する場合、権威性、専門性、信頼性(EAT)を掛け合わせましょう。
【2023年SEO】Googleが重要視しているEATを解説
前途で解説した3つの軸を参考に、自身がすでに提供できる価値(ベネフィット)から逆算し、セグメンテーション(ターゲット)を決め、ブログジャンルを決めます。
全てがつながっているので、どれも欠かすことはできません。
次に解説するのは、マーケティングでも重要なポイント【4P】戦略について。
ぜひ読んで自身のブログに役立ってくださいね。
最後に、今回の記事は、【ドリルを売るには穴を売れ】から数々の知識を学ばせていただきました。
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